p1/6
誰得かも知れないが、私がブログを始めた理由・続けている理由を書こうと思う。
どこかに書いたかと思うが、ひとつはつき合っている彼女に「こんなこと思うんだ」的な話を長々としたら嫌がられて、それなら他の人に自分の考えを知ってもらおうと思いついたのがブログを始めたきっかけである。当時の彼女にしてみれば、「そんな話に興味ないし、何て返したら良いか分からないし」ということだったのだと思う。また、「こんなこと思うんだ」という内容をブログという形にすることで自分の考えがまとまるというのもあるし、記録に残るというご利益もある。
別の理由として「文章を書く練習になる」という面がある。ブログを始めた頃はなかなか筆が進まなかったが、10年も書いていると作文用の頭が活性化されて筆が走るようになった。もちろんこれには良し悪しがあり、自分のブログではある程度長い文章を書いても許されるだろうが、他のブロガーさんの記事に対するコメントはその人の記事やコメントの返事の長さや空気を読まなければならないだろう。
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この記事では「私の文章修行」と題して、ブログを続けることで自分が成長したと思う点などを書いてみる。特に、ここでは「その1」として記事の「タイトル」と「書き出し」に着目する。このことに関して最近あるブロガーさんとやり取りをしたので、まずそれをコピペすることから始めよう。
p2/6
From ジプシー・トシ To ○○○
タイトル。なかなか難しいですよね。まず言えることは、
「タイトルは文章を書き上げた一番最後につけるのが良い」
ということですよね。最初に決めてしまうとタイトルとして、「こんにちは」とか「おひさしぶり」とか「先日、息子が帰って来た件」とかになってしまいます。でも、最後まで書いてからタイトルをつけると、
「息子よ、大志を抱け!」
と記事全体を一言で表すもの、一番言いたかったことになります。
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あとは人目を引くために、
「タイトルはキャッチーなものにすると読者の興味を誘う」
ということがありますね。実例は、
「ぐっとくる題名」(ブルボン小林著、中公新書、2006年、720円)
などが参考になります。少し古いのでアマゾン古書の最安値で256円(送料込み)です。ちなみに私はブックオフにて105円で買いましたw
上の本によると、「ぐっとくる題名」とは、
「部屋とYシャツと私」
「11人いる!」
「サーキットの娘」
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
などだと言います。少し新しめのタイトルで言うと、
「君の膵臓を食べたい」
「下町ロケット」
「リアル鬼ごっこ」
「桐島、部活やめるってよ」
みたいなのでしょう。
あと、もしもネット検索で多くの人に来てほしいのなら、まず長いタイトルにして多くのキーワードを盛り込むことですね。ホームページの検索はタイトル部分を重視してサイトを選びますから。キーワードとしては、誰もが使っているような言葉でなくて、多くの人が検索したくなるような言葉・時期的に新しい言葉であまり使われていないものがベストです。ある言葉をどのくらいの人が使っているかは、たとえばハッシュタグに入力してみて何人が記事を書いているかで判断できますね。もちろん内容とある程度一致しているタイトルでないと、検索でヒットしませんがw
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ついでに言うと、文章の書き出しも読者をツカむために大切で、
「名作の書き出し」(石原千秋著、光文社新書、2009年、820円、アマゾン古本で送料込み447円)
なんかがおススメです。これもブックオフで105円でした。
良い書き出しとは、この本に載ってる実例で言えば、
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」(川端康成「雪国」)
「飛行機の音ではなかった。耳の後ろ側を飛んでいた虫の羽音だった。蠅よりも小さな虫は目の前をしばらく旋回して暗い部屋の隅へと見えなくなった。」(村上龍「限りなく透明に近いブルー」)
などです。
いかがでしょうか? 読書が趣味というブロガーさんならば、素敵なタイトルや書き出しができると思います。アクセス数が多いブロガーさんの記事はいずれ検索にもヒットするようになり、より「大入満員」になりますよ♪ 以上、老婆心ながらw
ジプシー・トシ 2020-10-17 06:38:04
p3/6
From ○○○ To ジプシー・トシ
とても興味深いコメントをありがとうございます(・∀・)
さて、タイトルですね。
たしかに、そうですね!
書きたいこと伝えたいことが明確で
しっかり構成されていれば別ですけど、、
私のように、行き当たりばったりで途中で枝葉も増え
どう転ぶかわからないような記事を書いていると
書き上げてからでないと、タイトルはつけれません(笑
『タイトルはキャッチーなものにすると読者の興味を誘う』
まさに、そこですよね~!!
私も本を選ぶときは、内容、装丁、作家云々よりも
やはり断トツ、タイトルのインパクト!
基準は【どういうこと?】ですw
一見、意味がわからないのだけど
なんやわからん、そそられる、、そんな感じ。
「君の膵臓を食べたい」はその代表格ですね。
「桐島、部活やめるってよ」口語体のタイトルが斬新でした。
三浦しおんさんの「舟を編む」
森絵都さんの「永遠の出口」
村田沙耶香さんの「コンビニ人間」
とかも、そうですね。
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『長いタイトルにして多くのキーワードを盛り込む』
これが出来るセンスと技量が欲しかったです~~!!
考えすぎて盛り込みすぎて、結果、疲れ果て
ありきたりなタイトルにしちゃいそうです~w
『文章の書き出しも読者をつかむために大切』
書き出しはキーポイントですよね~!!
先を読んでもらえるか否かは
そこで決まると言っても過言ではないでしょうね。
「吾輩は猫である 名前はまだない」
このインパクトは秀逸ですよね~。
p4/6
ひゃっだー、トシさん!
そんなにアクセス数は多くはないはずですよ~~。
こんなしょ~もないことばかり書いてるブログに
大入満員は夢のまた夢です(;´・ω・)笑
たいへん参考になる情報を沢山ありがとうございました!!
書籍もご紹介くださってありがとうございます!
「ぐっとくる題名」「名作の書き出し」
おもしろそうですね、今後の参考にさせてもらいます(^.^)
次回の記事のタイトルと書き出し、、
トシさんに注目されそうですね、どうしよう、きゃっw
○○○ 2020-10-18 01:48:51
いかがだろうか? タイトルの大切さがお分かり頂けただろうか? ブログを始めた頃、私はちょっと気の利いたタイトルや読者に興味を持って頂けそうなタイトルを付けようとした。
1.「男と女。この永遠にすれ違う脳」
2.「アメーバ検索に隠された『大人の事情』 ~アメーバブログで人気の記事を簡単に検索する裏技~」
3.「シューカツ学生みゆきちゃん (仮名) と飲んでxx (チョメチョメ)」
4.「「ビッグバンの前」を考えなくても良い理由 ~超入門・一般相対性理論~」
5.「『血液型と性格って関係あると思う?』を科学的に解明した理論が今、ここに!」
キャッチーというよりもなんとなくカッコつけてるタイトルだが、ナニナニ?と読者さんの気を引こうとしていることは明らかである。「大人の事情」「飲んでチョメチョメ」はネットとエロの親和性を考えてのことだし、「血液型と性格」「ビッグバン 超入門」はタイトルを見た人を読んでみようかという気にさせんとしている。
p5/6
しかし、これらはあくまでもタイトルを見た人に訴求するだけで、私の記事のタイトルを見る人など世間にはほとんどいない。そこで方針転換してネット検索について学習し、SEO (Search Engine Optimization; 検索エンジン最適化) の本を読んで実践した。そうすると一気にアクセス数が増えたことから、制限文字数いっぱいの長いタイトルにして流行のキーワードや人が検索しそうなキーワードをたくさん盛り込むようにした。たとえば、
1.「佐川急便で荷物配達時間変更は可能か?追跡情報は確かか?営業所は信用できるか?佐川女子はサクラか?」
2.「超簡単な画像処理フリーソフト『IrfanView』で、ピンボケ写真/くすんだ絵がこんなにキレイに」
3.「武漢発新型コロナウィルス肺炎からのテレビで話題の岡田晴恵氏の経歴紹介性格診断」
4.「『頭から離れない曲』は石川さゆりの替え唄やっ!『あ~あ、マラッカ海峡、夏景色~♪』」
5.「古地図を覚えて小平、国分寺、立川から武蔵村山へ ~青梅街道・府中街道・五日市街道をゆく」
みたいなのである。1は「佐川急便 時間変更」で上位にヒットするし、2は多くの人がピンボケ写真をフリーソフトで画像処理したいと考えていることから今でも多くのアクセスがある。3は時期にマッチしていたようだし、5は「古地図 国分寺」などで画像検索する人が訪問してくれる。
一方の記事の「書き出し」は集客効果?とはあまり関係ないが、読みに来てくれた人へのツカミ (漫才用語) として工夫したいと考えている。それによって読んだ人がリピーターになるかも知れないからである。たとえば、
1.「うちのベランダはドバイにある。日陰だが南向きなので50℃を越えることがある。今日は47℃。少しましである。部屋の中では冷房をガンガンに効かせている。15℃以上涼しい。だから30.9℃。確かに涼しい。」
2.「『それって、なくなくないですかぁ?』と、最近まで女子高生だった、にこるんが言う。私は頭の中でくるくると思いをめぐらして、『うん、あると思うよ』と答える。」
3.「本田望結(ほんだみゆ)をお持ち帰りして、自分の部屋でゆっくり眺めてみた。← インコウノ、カギリヲ、ツクソウト、カンキン?」
4.「果物や野菜は街の八百屋で買うことにしている。八百屋の方がスーパーより良いものや安いものが買える。フィリピンバナナが1房138円のところ、エクアドルバナナが198円。絶対、エクアドルの方が美味い。60円で出来るプチ贅沢である。」
5.「どびゃっくしょんっっ!(*`<´))゙;`;:゙; 今年はスギ花粉の飛ぶ量が例年の5倍だそうで、3/1の春一番の直後、2年ぶりに花粉症とリターン・マッチが始まった。…ひゃっくしょんっ!( >д<);`;:゙;」
p6/6ある程度の長さの文章やスピーチなどでは最初が肝心である。つまらない自己紹介を長々としている結婚式来賓のスピーチは誰も聞いていない。また、何の話をしたいのか分からないような長めの記事は最初の2、3段落で読むのをやめてしまう。かと言って、忙しいビジネスマンのほう・れん・そう (報告、連絡、相談) じゃないんだから、記事の最初に結論を持ってくるのが正しいわけではない。そんなことをすれば読者は最初の結論を読んだだけでいいね!も押さずに帰ってしまうw
記事の書き出しというのは、いわばラグビーの試合のキックオフである。スピーチなどでは、今から何を話そうとしているのか明らかにすると聞いている人に親切である。ラグビーではキックする方向まで相手に教えて試合が始まる。それと同様に、たとえば池上彰さんの番組では最初に今日は何がテーマなのか紹介される。かと言って、最初に結論が持ち出されることはない。
「この頃、学術会議が話題になってますね。今日は学術会議のあり方について考えたいと思います」
「池上さん、学術会議は必要ないっていうことですか?」
「さ、どうでしょう、ひとりさん。学術会議が必要かどうかは今日の番組を最後まで見て頂ければ、判断できるのではないでしょうかw」
こんな感じである。おそらく劇団ひとりの質問は台本通りの「仕込み」であるw しかし、このやり取りで視聴者は今から何が話されるのか興味を持って番組を見ることになる。それがツカミである。
以上がブログ記事の「タイトル」と「書き出し」についての私の考えであり、ブログを続けることによる文章修行の結果、得たことである。思えば最初の頃の記事はヒドかったが、今ではブログでの経験が本業の文筆活動に活かされている。← おいおい、ほんとかー? ← さあ、信じるか信じないかはあなた次第ですw
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誰得かも知れないが、私がブログを始めた理由・続けている理由を書こうと思う。
どこかに書いたかと思うが、ひとつはつき合っている彼女に「こんなこと思うんだ」的な話を長々としたら嫌がられて、それなら他の人に自分の考えを知ってもらおうと思いついたのがブログを始めたきっかけである。当時の彼女にしてみれば、「そんな話に興味ないし、何て返したら良いか分からないし」ということだったのだと思う。また、「こんなこと思うんだ」という内容をブログという形にすることで自分の考えがまとまるというのもあるし、記録に残るというご利益もある。
別の理由として「文章を書く練習になる」という面がある。ブログを始めた頃はなかなか筆が進まなかったが、10年も書いていると作文用の頭が活性化されて筆が走るようになった。もちろんこれには良し悪しがあり、自分のブログではある程度長い文章を書いても許されるだろうが、他のブロガーさんの記事に対するコメントはその人の記事やコメントの返事の長さや空気を読まなければならないだろう。



この記事では「私の文章修行」と題して、ブログを続けることで自分が成長したと思う点などを書いてみる。特に、ここでは「その1」として記事の「タイトル」と「書き出し」に着目する。このことに関して最近あるブロガーさんとやり取りをしたので、まずそれをコピペすることから始めよう。
p2/6
From ジプシー・トシ To ○○○
タイトル。なかなか難しいですよね。まず言えることは、
「タイトルは文章を書き上げた一番最後につけるのが良い」
ということですよね。最初に決めてしまうとタイトルとして、「こんにちは」とか「おひさしぶり」とか「先日、息子が帰って来た件」とかになってしまいます。でも、最後まで書いてからタイトルをつけると、
「息子よ、大志を抱け!」
と記事全体を一言で表すもの、一番言いたかったことになります。

あとは人目を引くために、
「タイトルはキャッチーなものにすると読者の興味を誘う」
ということがありますね。実例は、
「ぐっとくる題名」(ブルボン小林著、中公新書、2006年、720円)
などが参考になります。少し古いのでアマゾン古書の最安値で256円(送料込み)です。ちなみに私はブックオフにて105円で買いましたw
上の本によると、「ぐっとくる題名」とは、
「部屋とYシャツと私」
「11人いる!」
「サーキットの娘」
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
などだと言います。少し新しめのタイトルで言うと、
「君の膵臓を食べたい」
「下町ロケット」
「リアル鬼ごっこ」
「桐島、部活やめるってよ」
みたいなのでしょう。
あと、もしもネット検索で多くの人に来てほしいのなら、まず長いタイトルにして多くのキーワードを盛り込むことですね。ホームページの検索はタイトル部分を重視してサイトを選びますから。キーワードとしては、誰もが使っているような言葉でなくて、多くの人が検索したくなるような言葉・時期的に新しい言葉であまり使われていないものがベストです。ある言葉をどのくらいの人が使っているかは、たとえばハッシュタグに入力してみて何人が記事を書いているかで判断できますね。もちろん内容とある程度一致しているタイトルでないと、検索でヒットしませんがw

ついでに言うと、文章の書き出しも読者をツカむために大切で、
「名作の書き出し」(石原千秋著、光文社新書、2009年、820円、アマゾン古本で送料込み447円)
なんかがおススメです。これもブックオフで105円でした。
良い書き出しとは、この本に載ってる実例で言えば、
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。」(川端康成「雪国」)
「飛行機の音ではなかった。耳の後ろ側を飛んでいた虫の羽音だった。蠅よりも小さな虫は目の前をしばらく旋回して暗い部屋の隅へと見えなくなった。」(村上龍「限りなく透明に近いブルー」)
などです。
いかがでしょうか? 読書が趣味というブロガーさんならば、素敵なタイトルや書き出しができると思います。アクセス数が多いブロガーさんの記事はいずれ検索にもヒットするようになり、より「大入満員」になりますよ♪ 以上、老婆心ながらw
ジプシー・トシ 2020-10-17 06:38:04
p3/6
From ○○○ To ジプシー・トシ
とても興味深いコメントをありがとうございます(・∀・)
さて、タイトルですね。
たしかに、そうですね!
書きたいこと伝えたいことが明確で
しっかり構成されていれば別ですけど、、
私のように、行き当たりばったりで途中で枝葉も増え
どう転ぶかわからないような記事を書いていると
書き上げてからでないと、タイトルはつけれません(笑
『タイトルはキャッチーなものにすると読者の興味を誘う』
まさに、そこですよね~!!
私も本を選ぶときは、内容、装丁、作家云々よりも
やはり断トツ、タイトルのインパクト!
基準は【どういうこと?】ですw
一見、意味がわからないのだけど
なんやわからん、そそられる、、そんな感じ。
「君の膵臓を食べたい」はその代表格ですね。
「桐島、部活やめるってよ」口語体のタイトルが斬新でした。
三浦しおんさんの「舟を編む」
森絵都さんの「永遠の出口」
村田沙耶香さんの「コンビニ人間」
とかも、そうですね。



『長いタイトルにして多くのキーワードを盛り込む』
これが出来るセンスと技量が欲しかったです~~!!
考えすぎて盛り込みすぎて、結果、疲れ果て
ありきたりなタイトルにしちゃいそうです~w
『文章の書き出しも読者をつかむために大切』
書き出しはキーポイントですよね~!!
先を読んでもらえるか否かは
そこで決まると言っても過言ではないでしょうね。
「吾輩は猫である 名前はまだない」
このインパクトは秀逸ですよね~。
p4/6
ひゃっだー、トシさん!
そんなにアクセス数は多くはないはずですよ~~。
こんなしょ~もないことばかり書いてるブログに
大入満員は夢のまた夢です(;´・ω・)笑
たいへん参考になる情報を沢山ありがとうございました!!
書籍もご紹介くださってありがとうございます!
「ぐっとくる題名」「名作の書き出し」
おもしろそうですね、今後の参考にさせてもらいます(^.^)
次回の記事のタイトルと書き出し、、
トシさんに注目されそうですね、どうしよう、きゃっw
○○○ 2020-10-18 01:48:51
いかがだろうか? タイトルの大切さがお分かり頂けただろうか? ブログを始めた頃、私はちょっと気の利いたタイトルや読者に興味を持って頂けそうなタイトルを付けようとした。
1.「男と女。この永遠にすれ違う脳」
2.「アメーバ検索に隠された『大人の事情』 ~アメーバブログで人気の記事を簡単に検索する裏技~」
3.「シューカツ学生みゆきちゃん (仮名) と飲んでxx (チョメチョメ)」
4.「「ビッグバンの前」を考えなくても良い理由 ~超入門・一般相対性理論~」
5.「『血液型と性格って関係あると思う?』を科学的に解明した理論が今、ここに!」
キャッチーというよりもなんとなくカッコつけてるタイトルだが、ナニナニ?と読者さんの気を引こうとしていることは明らかである。「大人の事情」「飲んでチョメチョメ」はネットとエロの親和性を考えてのことだし、「血液型と性格」「ビッグバン 超入門」はタイトルを見た人を読んでみようかという気にさせんとしている。
p5/6
しかし、これらはあくまでもタイトルを見た人に訴求するだけで、私の記事のタイトルを見る人など世間にはほとんどいない。そこで方針転換してネット検索について学習し、SEO (Search Engine Optimization; 検索エンジン最適化) の本を読んで実践した。そうすると一気にアクセス数が増えたことから、制限文字数いっぱいの長いタイトルにして流行のキーワードや人が検索しそうなキーワードをたくさん盛り込むようにした。たとえば、
1.「佐川急便で荷物配達時間変更は可能か?追跡情報は確かか?営業所は信用できるか?佐川女子はサクラか?」
2.「超簡単な画像処理フリーソフト『IrfanView』で、ピンボケ写真/くすんだ絵がこんなにキレイに」
3.「武漢発新型コロナウィルス肺炎からのテレビで話題の岡田晴恵氏の経歴紹介性格診断」
4.「『頭から離れない曲』は石川さゆりの替え唄やっ!『あ~あ、マラッカ海峡、夏景色~♪』」
5.「古地図を覚えて小平、国分寺、立川から武蔵村山へ ~青梅街道・府中街道・五日市街道をゆく」
みたいなのである。1は「佐川急便 時間変更」で上位にヒットするし、2は多くの人がピンボケ写真をフリーソフトで画像処理したいと考えていることから今でも多くのアクセスがある。3は時期にマッチしていたようだし、5は「古地図 国分寺」などで画像検索する人が訪問してくれる。
一方の記事の「書き出し」は集客効果?とはあまり関係ないが、読みに来てくれた人へのツカミ (漫才用語) として工夫したいと考えている。それによって読んだ人がリピーターになるかも知れないからである。たとえば、
1.「うちのベランダはドバイにある。日陰だが南向きなので50℃を越えることがある。今日は47℃。少しましである。部屋の中では冷房をガンガンに効かせている。15℃以上涼しい。だから30.9℃。確かに涼しい。」
2.「『それって、なくなくないですかぁ?』と、最近まで女子高生だった、にこるんが言う。私は頭の中でくるくると思いをめぐらして、『うん、あると思うよ』と答える。」
3.「本田望結(ほんだみゆ)をお持ち帰りして、自分の部屋でゆっくり眺めてみた。← インコウノ、カギリヲ、ツクソウト、カンキン?」
4.「果物や野菜は街の八百屋で買うことにしている。八百屋の方がスーパーより良いものや安いものが買える。フィリピンバナナが1房138円のところ、エクアドルバナナが198円。絶対、エクアドルの方が美味い。60円で出来るプチ贅沢である。」
5.「どびゃっくしょんっっ!(*`<´))゙;`;:゙; 今年はスギ花粉の飛ぶ量が例年の5倍だそうで、3/1の春一番の直後、2年ぶりに花粉症とリターン・マッチが始まった。…ひゃっくしょんっ!( >д<);`;:゙;」
p6/6ある程度の長さの文章やスピーチなどでは最初が肝心である。つまらない自己紹介を長々としている結婚式来賓のスピーチは誰も聞いていない。また、何の話をしたいのか分からないような長めの記事は最初の2、3段落で読むのをやめてしまう。かと言って、忙しいビジネスマンのほう・れん・そう (報告、連絡、相談) じゃないんだから、記事の最初に結論を持ってくるのが正しいわけではない。そんなことをすれば読者は最初の結論を読んだだけでいいね!も押さずに帰ってしまうw
記事の書き出しというのは、いわばラグビーの試合のキックオフである。スピーチなどでは、今から何を話そうとしているのか明らかにすると聞いている人に親切である。ラグビーではキックする方向まで相手に教えて試合が始まる。それと同様に、たとえば池上彰さんの番組では最初に今日は何がテーマなのか紹介される。かと言って、最初に結論が持ち出されることはない。
「この頃、学術会議が話題になってますね。今日は学術会議のあり方について考えたいと思います」
「池上さん、学術会議は必要ないっていうことですか?」
「さ、どうでしょう、ひとりさん。学術会議が必要かどうかは今日の番組を最後まで見て頂ければ、判断できるのではないでしょうかw」
こんな感じである。おそらく劇団ひとりの質問は台本通りの「仕込み」であるw しかし、このやり取りで視聴者は今から何が話されるのか興味を持って番組を見ることになる。それがツカミである。
以上がブログ記事の「タイトル」と「書き出し」についての私の考えであり、ブログを続けることによる文章修行の結果、得たことである。思えば最初の頃の記事はヒドかったが、今ではブログでの経験が本業の文筆活動に活かされている。← おいおい、ほんとかー? ← さあ、信じるか信じないかはあなた次第ですw
