特に名を秘す○○さんとのやりとりから始まった「私の文章修行3回シリーズ」である。← えっ、3回モノだったの?
「その1」では「タイトル」と「書き出し」について私見を述べた。この記事では「その2」として記事の一文一文、つまり文を構成する言葉、正しい文、文の流れについて書こうと思う。この記事をブロガー諸氏が読者に「より読んでもらえる」ブログを書くのに役立てて頂ければと思う。
ブログでもスピーチでも使って良い言葉と使ってはいけない言葉がある。何も「ちん○ん」のような放送禁止用語のことではない (← ないなら言うなよー)。使ってはいけない言葉とは、書き手・話し手やそれを読んだり聞いたりしている一部の人にしか通用しない言葉のことである。その言葉は難しい熟語だったり、馴染みのないカタカナ語だったり、全然知らない英字の並びだったりする。
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英字の並びとはPCR、DNA、JK、KYなどである。これらはしばしば「頭文字 (イニシャル)」と呼ばれるが、厳密には頭文字が姓名の最初の文字を表すため、総称として「頭字語 (アクロニム)」と言う。簡単に言えば英語文字で表した「略称」のことである。これらの略称は意味を知らない人や慣れていない人にとっては黒塗り伏せ字「■■■」である。PCRが何という英語の略であっても良いが、とにかく「新型コロナの陽性判定に使われる」くらいの共通認識が人々に広まってこそ意味を成す。JKは女子高生の略であることが広く知られているからこそ使って良い言葉になっている。
なぜ、このような略称を使うのかと言えば、長々とした説明を簡単な言葉に置き換えて話を進めるためである。いちいち、「新型コロナの陽性判定に使われる検査の中で最も有効とされているもの」と言う代わりに「PCR検査」と呼べば話が早い。一方、初めは仲間内だけで通じる楽しさや便利さから、女子高生のことをJK、空気を読めないことをKYと言った。これらの略称は隠語である。このように、長い説明文から成る言葉を短く表すことは、「記号」を使うということである。と、記号論理学のエキスパート研究者であるワタクシは強調したい。← そんな話、聞いたことねーぞ!
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略称は記号であるから、知らない人にとっては意味をなさない。PCRがプックリ、M&Mがモリマ○、Susieがスジ、BRBRがビラビ○だなんて誰が分かるだろうか。← 僕とさ○るチンさんには分かるw
知ったかぶりの法経大学生が一般の人に向けて、
「BIは必要だと思うんだなー」
などと言っても通じない。一口にBIと言っても、ブルーインパルスのことかも知れないし、馬場-猪木のタッグチームのことかも知れないw 人によってはボディインプレッション (体形や行動による印象) のこともあるだろうし、ビジネスインテリジェンス (データを経営に生かす方法) というクソ難しい専門用語の略だったりもする。
くだんの大学生はBIという記号を用いて、ベーシックインカム (最低賃金) のことを言いたいのだが、それならなぜ最低賃金と言わない? ベーシックインカムが最低賃金で収まらない部分を持つならなぜそれを説明しない? こういうひとりよがりの記号を使う理由は知識をひけらかしたいか、相手をケムに巻きたいからである。要は、自分が充分に理解していないから説明できないだけのことである。顧客に寄り添わないコンサルタントが難解な略称を使うことで、高い受講料を払って聴いている人に「有難い話だ、優秀なコンサルタントだ」と勘違いさせるようなものである。
英語文字で表した略称と同様に、気をつけて使わなければいけない言葉はカタカナ語である。一般に馴染みのないカタカナ語は意味不明な記号に過ぎず、読んでいる人、聞いている人は理解できずに聞き流してしまう。聞き流すだけなら罪はないが、影響力が大きな人間がよく分からないカタカナ語を使うと社会は大混乱に陥ることがある。
勘の良い読者諸氏は誰のことかお分かりだろうが、「カタカナおばさん」こと小池百合子氏のことである。新型コロナの広がりを防ぐためにイタリアや中国は「ロックダウン」なる政策を実行した。この言葉は日本人のほとんどが知らなかった。なのに、おばさんは生半可な知識をひけらかすために、都民・国民をケムに巻いて政策をごまかすために、ロックダウンなる新語を記者会見で使った。結局は自分のことを有能な政治家だと思わせるためである。これによって起こったことは、全国でのトイレットペーパーを初めとする生活必需品の買い占めと品切れである。国民は中国武漢のロックダウンの報道を見て、ロックダウンとは都市内外の人と物の行き来をシャットアウトすること、外を出歩いた人に刑罰を与えること、極端な場合、コロナ患者の家に釘を打って閉じ込めることだと誤解したのである。
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おばさんと違って法律や政策や英語を正しく理解している人間なら、「外部地域との間の都市封鎖」さえも日本では実行されることはなく、出来ることは「外出自粛要請」であると言えたはずである。歪んだプライドしかないおばさんは「ロックダウン」なるカタカナ語を使い、国民を大混乱に陥れた。この後、優柔不断で無力無能な政府は国民の混乱を止める術を持たず、騒ぎが沈静化するまで緊急事態宣言を出すことが出来なかった。こんな「迷惑おばさん」を都知事に選んだ東京都民は誰だ?! 私だよっ!← おいおいw
賢明なブロガー諸氏におかれては、都政相談ホットライン03-5320-7725に正義のイタ電 (いたずら電話) をかける代わりに、自分のブログに怪しげなカタカナ語を使うことを避けて頂きたい。(← 正義を行なうのにイタ電しかできない都民って何? みんな、ちゃんと考えて投票しようよー) とにかく、よく分からないカタカナ語を使わないことが読者の信頼を得る方法のひとつである。
ブログやスピーチで使わない方が良い言葉として、すぐには意味が分からない熟語などがある。これを、
「記事や講演に不適な語彙として、瞬時に語義把握が不可能な熟語がある」
などと書かれると読んでいる人、聞いている人は目がチカチカ、耳がザワザワしてしまう。
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熟語とは難しいものである。日本人が受け入れやすいのは何と言っても「やまとことば」である。言い換えが効くのであれば漢語でなくてひらがなを多く混ぜた方が受け手に伝わりやすい。「不適な語彙」と言わずに「使わない方が良い言葉」と言う、「語義把握が不可能」と言わずに「意味が分からない」と言う。そうすることが受け手に優しい文を作るということであり、ひいては自分の言いたいことを受け手に理解してもらえる方法である。
それではなぜわざわざ熟語・漢語を使うのか。それは上に示した英語文字を並べた略称やカタカナ語と同様、多くの人の共通認識の下で長い表現を短く記号化して表すためである。「この世のもののあらわれやきまりを明らかにする学問」といちいち言っていられないから「科学」という熟語が使われる。「お坊さんや神主さんが説く教え」と言うのでは曖昧だから「宗教」という漢語が広まった。
これらの多くは明治以降に作られた和製漢語であり、考え出した福沢諭吉、森鴎外、夏目漱石らは偉かった。それまで日本にない外国の概念をきちんと理解し、しかも中国の文学に通じているからこそ出来たことである。普通人にはそのようなことが出来ないので外国語をカタカナ表記してそのまま取り入れることが多いが、出来るならば外国語を分かりやすい漢語に、さらに出来るならばより分かりやすい「ひらがな語」「やまとことば」にすることが望ましいと思う。
偉人と同じことをしろとは言わないが、無責任にカタカナ語を使い続ける「迷惑おばさん」にイタ電をかけたくなった。番号は、
03-5321-1111 (都庁代表)
03-5320-7725 (都政一般)
である。← こらこら、あおるな、あおるなw
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この記事の最初に「文」について書こうと思うと述べたが、「言葉」しか説明しておらず、「文の流れ」などについては持越しとなった。というわけで3回では収まらず、どこまで続くのか、誰得「私の文章修行」シリーズ…。
「その1」では「タイトル」と「書き出し」について私見を述べた。この記事では「その2」として記事の一文一文、つまり文を構成する言葉、正しい文、文の流れについて書こうと思う。この記事をブロガー諸氏が読者に「より読んでもらえる」ブログを書くのに役立てて頂ければと思う。
ブログでもスピーチでも使って良い言葉と使ってはいけない言葉がある。何も「ちん○ん」のような放送禁止用語のことではない (← ないなら言うなよー)。使ってはいけない言葉とは、書き手・話し手やそれを読んだり聞いたりしている一部の人にしか通用しない言葉のことである。その言葉は難しい熟語だったり、馴染みのないカタカナ語だったり、全然知らない英字の並びだったりする。


英字の並びとはPCR、DNA、JK、KYなどである。これらはしばしば「頭文字 (イニシャル)」と呼ばれるが、厳密には頭文字が姓名の最初の文字を表すため、総称として「頭字語 (アクロニム)」と言う。簡単に言えば英語文字で表した「略称」のことである。これらの略称は意味を知らない人や慣れていない人にとっては黒塗り伏せ字「■■■」である。PCRが何という英語の略であっても良いが、とにかく「新型コロナの陽性判定に使われる」くらいの共通認識が人々に広まってこそ意味を成す。JKは女子高生の略であることが広く知られているからこそ使って良い言葉になっている。
なぜ、このような略称を使うのかと言えば、長々とした説明を簡単な言葉に置き換えて話を進めるためである。いちいち、「新型コロナの陽性判定に使われる検査の中で最も有効とされているもの」と言う代わりに「PCR検査」と呼べば話が早い。一方、初めは仲間内だけで通じる楽しさや便利さから、女子高生のことをJK、空気を読めないことをKYと言った。これらの略称は隠語である。このように、長い説明文から成る言葉を短く表すことは、「記号」を使うということである。と、記号論理学のエキスパート研究者であるワタクシは強調したい。← そんな話、聞いたことねーぞ!

略称は記号であるから、知らない人にとっては意味をなさない。PCRがプックリ、M&Mがモリマ○、Susieがスジ、BRBRがビラビ○だなんて誰が分かるだろうか。← 僕とさ○るチンさんには分かるw
知ったかぶりの法経大学生が一般の人に向けて、
「BIは必要だと思うんだなー」
などと言っても通じない。一口にBIと言っても、ブルーインパルスのことかも知れないし、馬場-猪木のタッグチームのことかも知れないw 人によってはボディインプレッション (体形や行動による印象) のこともあるだろうし、ビジネスインテリジェンス (データを経営に生かす方法) というクソ難しい専門用語の略だったりもする。
くだんの大学生はBIという記号を用いて、ベーシックインカム (最低賃金) のことを言いたいのだが、それならなぜ最低賃金と言わない? ベーシックインカムが最低賃金で収まらない部分を持つならなぜそれを説明しない? こういうひとりよがりの記号を使う理由は知識をひけらかしたいか、相手をケムに巻きたいからである。要は、自分が充分に理解していないから説明できないだけのことである。顧客に寄り添わないコンサルタントが難解な略称を使うことで、高い受講料を払って聴いている人に「有難い話だ、優秀なコンサルタントだ」と勘違いさせるようなものである。
英語文字で表した略称と同様に、気をつけて使わなければいけない言葉はカタカナ語である。一般に馴染みのないカタカナ語は意味不明な記号に過ぎず、読んでいる人、聞いている人は理解できずに聞き流してしまう。聞き流すだけなら罪はないが、影響力が大きな人間がよく分からないカタカナ語を使うと社会は大混乱に陥ることがある。
勘の良い読者諸氏は誰のことかお分かりだろうが、「カタカナおばさん」こと小池百合子氏のことである。新型コロナの広がりを防ぐためにイタリアや中国は「ロックダウン」なる政策を実行した。この言葉は日本人のほとんどが知らなかった。なのに、おばさんは生半可な知識をひけらかすために、都民・国民をケムに巻いて政策をごまかすために、ロックダウンなる新語を記者会見で使った。結局は自分のことを有能な政治家だと思わせるためである。これによって起こったことは、全国でのトイレットペーパーを初めとする生活必需品の買い占めと品切れである。国民は中国武漢のロックダウンの報道を見て、ロックダウンとは都市内外の人と物の行き来をシャットアウトすること、外を出歩いた人に刑罰を与えること、極端な場合、コロナ患者の家に釘を打って閉じ込めることだと誤解したのである。

おばさんと違って法律や政策や英語を正しく理解している人間なら、「外部地域との間の都市封鎖」さえも日本では実行されることはなく、出来ることは「外出自粛要請」であると言えたはずである。歪んだプライドしかないおばさんは「ロックダウン」なるカタカナ語を使い、国民を大混乱に陥れた。この後、優柔不断で無力無能な政府は国民の混乱を止める術を持たず、騒ぎが沈静化するまで緊急事態宣言を出すことが出来なかった。こんな「迷惑おばさん」を都知事に選んだ東京都民は誰だ?! 私だよっ!← おいおいw
賢明なブロガー諸氏におかれては、都政相談ホットライン03-5320-7725に正義のイタ電 (いたずら電話) をかける代わりに、自分のブログに怪しげなカタカナ語を使うことを避けて頂きたい。(← 正義を行なうのにイタ電しかできない都民って何? みんな、ちゃんと考えて投票しようよー) とにかく、よく分からないカタカナ語を使わないことが読者の信頼を得る方法のひとつである。
ブログやスピーチで使わない方が良い言葉として、すぐには意味が分からない熟語などがある。これを、
「記事や講演に不適な語彙として、瞬時に語義把握が不可能な熟語がある」
などと書かれると読んでいる人、聞いている人は目がチカチカ、耳がザワザワしてしまう。

熟語とは難しいものである。日本人が受け入れやすいのは何と言っても「やまとことば」である。言い換えが効くのであれば漢語でなくてひらがなを多く混ぜた方が受け手に伝わりやすい。「不適な語彙」と言わずに「使わない方が良い言葉」と言う、「語義把握が不可能」と言わずに「意味が分からない」と言う。そうすることが受け手に優しい文を作るということであり、ひいては自分の言いたいことを受け手に理解してもらえる方法である。
それではなぜわざわざ熟語・漢語を使うのか。それは上に示した英語文字を並べた略称やカタカナ語と同様、多くの人の共通認識の下で長い表現を短く記号化して表すためである。「この世のもののあらわれやきまりを明らかにする学問」といちいち言っていられないから「科学」という熟語が使われる。「お坊さんや神主さんが説く教え」と言うのでは曖昧だから「宗教」という漢語が広まった。
これらの多くは明治以降に作られた和製漢語であり、考え出した福沢諭吉、森鴎外、夏目漱石らは偉かった。それまで日本にない外国の概念をきちんと理解し、しかも中国の文学に通じているからこそ出来たことである。普通人にはそのようなことが出来ないので外国語をカタカナ表記してそのまま取り入れることが多いが、出来るならば外国語を分かりやすい漢語に、さらに出来るならばより分かりやすい「ひらがな語」「やまとことば」にすることが望ましいと思う。
偉人と同じことをしろとは言わないが、無責任にカタカナ語を使い続ける「迷惑おばさん」にイタ電をかけたくなった。番号は、
03-5321-1111 (都庁代表)
03-5320-7725 (都政一般)
である。← こらこら、あおるな、あおるなw


この記事の最初に「文」について書こうと思うと述べたが、「言葉」しか説明しておらず、「文の流れ」などについては持越しとなった。というわけで3回では収まらず、どこまで続くのか、誰得「私の文章修行」シリーズ…。