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Channel: GIPSY☆TOSHI♭\(∂_∂)/♯の「る・る・る♪」(笑える・学べる・タメになる)
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「砂糖と塩」は正しい漢字変換で「佐藤敏夫」とか男脳女脳とかテレワーク離婚とか妻のトリセツとかの話

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理代子が言う。
「ねえ、漢字得意? おヘンロさんのヘンと食べ物のヘンショクのヘンは似てるようで違う漢字だって知ってた?」


「もちろん♪ こう見えても漢検準1級レベルだからね。おヘンロさんはしんにょうの『遍』、ヘンショクはにんべんの『偏』。偏食の方は偏る (かたよる) って読むけど、お遍路さんは遍く (あまねく) って読むね。広くっていう意味なんだけどさ」
「ふーん」



偏食が激しいお遍路さんになった作家の家田荘子

「いまどき、スマホでもパソコンでもひらがなを入れれば漢字が出て来るから漢字覚えない人が多いけど、正しい漢字を選ぶ知識は必要。『カンペキ』とか『おヘンロさん』は正しい漢字が出て来るけど、『ヘンショク』は『変色』じゃない。『偏食』を選ぶのは簡単だけど、たとえば『激戦をセイする』で『制する』を選んでしまうのは間違い。『制する』はコントロールする 、制御するで、正しい漢字は『征する』。『きづかう』も本来は『気遣う』で『気使う』はあんまり正しくない。あと、スマホで漢字が出て来るからってわざわざ読みにくい漢字を使う大学生は嫌いだな。『しっかり』を『確り』なんて書くなよなー。どう思う?」



「高校生の娘にたまにしか会わない父親が『どうだ、この頃?』って聞いても、娘は『別に』としか答えられないよね」
「(おいおい、漢字の話はどうした? ヒトの話、聞いてたか? 話がポンポン飛ぶって女子にありがちw)」
「娘でも良いし、お客さんでも良いけど、日常的にコミュニケーション取ってない人と会話で盛り上がるには、まず自分の話をしろってイホコちゃんが言うのよねー」
「(イホコって誰? いきなり相手が知らない人を出して来るんだよなー、女子ってw)」
「それでイホコちゃん、何て言ったと思う?」
「(知らねーよ、誰だか分かんない人が言ったことなんてw)」



小さい頃はあんなにコミュニケーションを取ってた父と娘は思春期に会話もなくなるけど、充分大人になったらまたコミュニケーションを取るようになる

「彼女が言うには、まず父親は『どうだ、この頃?』に返す内容を自分が話せって。
『お父さんさぁ、今日、営業で東村山に行ったんだけどさぁ、そこで食べた町中華が美味しかったんだ♪』
とかね。それでも『ふーん』としか娘は答えないけど、
『お父さん、中華ではホイコーローが好きなんだけどさ、コマーシャルでホイコーローばくばく食べてたあの子、大きくなったよねー、久しぶりにテレビで見たけど。何て子だっけ?』
とか水を向けると娘は『杉咲花』とか答えてくれて会話が成立するようになるんだって」
「そうそう、杉咲花。子役の頃から見てて大きくなった女優さんって多いよね。福原遥もそうだし、夏帆って可愛かったよねー。何だか大人になって痩せて年老いた感じしない?」



美少女だった夏帆はまだ29歳なのにおばさん化が激しいとの悪評。どこでどう間違ったのか? 彼女に何があったのか?



「プロ野球の選手って左利きが多いけど、人間、生まれたときは右利きも左利きも無いんだってね」
「(おいおいおい、人の話を聞かないヒトだなーw 夏帆の話、してるんだけど。それに父と娘の話はどこに行った?)」
「親が右手で字を書くように仕向けたりするから右手が利き手になるだけだってさ。イチローみたく成功したバッターが左利きなのは一塁が近くてセーフになりやすいからだって。右利きのふつうの人は左の脳が理性、右の脳が感性って言うけど、左利きの人はどうなってるのかな?」
「左脳が理性をつかさどるのは右手で字を書いたり道具を使ったりして左脳を鍛えるから。右脳は理性以外の部分、感性を受け持つようになるんだけど、そうかと言って左利きの人は右脳が理性、左脳が感性っていうわけじゃないんだ。やっぱり右手で理性に関する行動をするような社会的圧力があるから、左脳が感性と同時に理性も扱うんだ。だから左利きの人は総合的な能力を持つようになるって。そう考えると左利きの人って得することもあるなーって思うけどそう思わない?」




「男脳、女脳って話、ひと頃、流行ったけど、入れ物としての脳は男も女もおんなじなんだって」
「(おいおいおいおい、左利きの話はどこ行ったーw)」
「ハードウェアとしての脳に男も女も無いけど、そこに入ってるソフトウェアは男と女で大きく違うよね。男は目的に向かって考えて結論を求めるけど、女は結論よりも共感がほしい。それに女はマルチタスクが得意だから、やっぱり男脳と女脳ってあると思うんだ、私。どうかな?」
「そうだね。人間の進化の過程で男は狩りに行くことで獲物を捕まえるという目的を持つし、捕まえたという結論をほしがるね。それに対して女は留守番して毛皮を剥いだりする仕事をしてるけど、同時に食べ物を煮込んでたり、洗濯物を干してたりするし、いつなんどき赤ん坊がおっぱいをほしがるか分からないからマルチタスクせざるを得なかったんだ。その行動プログラムまで遺伝情報として子孫に伝わるのは不思議だよね。マルチタスクが出来る女が適者生存の進化で残ったっていうことだけど」



石器時代を舞台にしたアメリカアニメ「恐妻天国」の原題は「フリントストーン (火打ち石)」。どっちのタイトルもいまいち

「オオカミがイヌに進化したのも、人間を怖がらない、人間に優しい性格のオオカミが残ってイヌになったわけだから、確かにソフトウェアも遺伝するんだ。感情ってフワフワしたつかみどころのないようなものだけど、結局は脳内ホルモンの分泌で起こるんだ。攻撃性をもたらすアドレナリンが出にくくて、愛情ホルモンのオキシトシンが出やすい脳を持った犬が人間に選ばれて残ったっていうわけ。ねぇ、知ってる? 人間と犬って見つめ合うと両方の脳にオキシトシンが出て心がポカポカして気持ちよくなるんだってさ♪」



「テレワークで旦那が家にいると奥さんはストレス溜まるよねー」
「(おいおいおいおい、おいおいおいw また話が飛んだw 脳の話から今度は何を思いついたんだ?)」
「家にいても仕事してるわけだから家事や子育てを手伝ってもらえないし。まあ、手伝ったら手伝ったでまともなことしないから二度手間だけどね。そのくせ、コーヒー淹れろだの、昼ご飯はまだかだの、ウザいったらありゃしない。奥さんはやってられないよね。やっぱり旦那は昼は外で働いて獲物であるお金だけ持って帰るのが理想だな。子供が出来るまでは旦那と一緒に居て楽しいけど、子供が出来たら愛だの恋だのって言ってられないわよ」



テレワークは夫婦のあり方を国民に考えさせることになったと言う

「男に取っちゃ淋しい限りだけど、それもしょうがないかな。子供を産む前に女が愛だの恋だの言うのは、要するに男に子供のタネをもらうためだからね。だから男に媚びるあざとい女が男ウケするし、肌を見せて無防備なフリをする女には男が寄って来る。そういうソフトウェアも遺伝する。ん? そっか、進化の過程で性格や行動様式も遺伝するっていう話はテレワークで女がストレスを受けるっていう話とここでつながるわけか。女脳って難しいなぁw そういうのって自分で気づいてる?」



「イホコちゃんが言うのよねー。子供を産む前は女の愛はいろんな人に向かうんだけど、子供を産んだ後は子供への愛が第一になるんだって」
「(おーい、人の話また聞いてないw またイホコとか言う知らない人が出て来るし。まあ、今度は子供を産むつながりで話が飛んでないっちゃ飛んでないけどねw)」
「つまり、出産前の女は多情でいろんな男に気持ちが向かうし、家族も大切だし、友達も大切にしないと楽しくないから愛の優先順位はキツくない。けど、出産後は赤ちゃんのめんどうを見ないと死んじゃうから子供第一。次が子育てを手伝ってくれる母親、その次が子供をちょっと見てくれて共感してくれるママ友。旦那なんて、ずーっと優先順位が低くなるのは仕方ないわよね。とにかく、愛の順番付けがきっちりするのよ」
「ごくまれに子供をほおっておく母親がいるけどね。自分はずーっとスマホ見てて子供ほったらかし。そんな母親の子供は大きくなるうちに性格が歪んじゃうね。もっとヒドい母親は子供を家に置き去りにして愛人に走るシングルマザー。子供、死んじゃったね。あれは無いよね?」



出産によって愛の内訳に順番付けが出来るけど、愛と他のものとの間にも順番付けが生まれる。1番は生活のためのお金、2番は楽しみとしてのセックス。で、やっと3番目に愛が来る




「イホコちゃんは名前をつけてないけどさ、出産前後で違ってる愛に名前をつけたんだ、私」
「(ねえ、僕の話、聞いてる? 女子に合わせて共感っぽい話に歩み寄ってるんだけどw)」


「出産前は広く振りまく『遍愛』、出産後は子供に片寄った『偏愛』。どっちも読みはヘンアイだけど真逆。私うまいよね♪」
「あっ、そうか。最初の漢字の話がやっとつながった。お遍路さんと偏食、遍愛と偏愛。うーん、女子の話は難しいw」



脳科学者・人工知能研究者・感性研究者・コピーライター講座講師の黒川伊保子の著書「妻のトリセツ」(2018) は発行部数45万部のベストセラー。世界12ヶ国語に翻訳された「共感する女脳、システム化する男脳」(2005) の原題は「The Essential Difference: Men, Women and the Extreme Brain (本質的な違い ~男、女、そして極端な脳~)」(2003) 。定価2,310円のところ、入手困難により5,000~15,000円の値段がついている。ヤフオクか、メルカリで買うべし。ちなみに黒川伊保子は語感分析もしており、大塚製薬の「SoyJoy」の命名者。「C」がついた自動車がなぜ売れるかなども明らかにしている。カローラ、クラウン、コロナ、カムリ、コルベット、カマロ、シビック、セドリック、セフィーロ、シトロエン、シボレー、…。




※ この記事のタイトルにある「佐藤敏夫」「砂糖と塩」は、1960年代に活躍した山本コウタローらのフォークグループを「佐藤敏夫」が脱退するとき、新しいグループ名を「砂糖と塩」からの「シュガーアンドソルト」からの「ソルティーシュガー」にしたというエピソードにちなんでいる。ソルティーシュガーのヒット曲は「走れコウタロー」。






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