どうも小説は上手くない。筆まめな方だが、文芸っぽい記事は書き慣れていない。
拙ブログではさまざまなテーマの記事のうち、「情報・雑学」の記事の数が64、「時事・政治」の記事が47、「社会・文化」が30に対して、「小説」の記事の数はたったの11である。私が「小説」を書くと、登場人物のキャラが立たない。物語の舞台に情感が湧かない。つまりは抒情的でない。そんな反省の下に「小説」の練習をしてみた。
私の文章修行の方法は敬愛する萌葱さんに倣って、
「出された『お題』を装飾して文章を完成させる」
というもの。ただしここでは、
「一つの『お題』に対して一つの短編を作り上げる」
ことにする。
お題は以下の通り。
1)朝起きて歯を磨く
2)仕事に行く
3)昼ご飯を食べる
4)会議に出席する
5)帰宅する
6)シャワーを浴びる
7)晩ご飯を食べる
8)就寝する
また、文章の長さはツイッターと同じ140字以内とする。結果として、8篇のショートショートが出来上がるという算段である。ただし、それぞれのショートショートは関連性がなく、独立したもので良いことにする。
では行きますっ!
1)朝起きて歯を磨く
昨日の酒が残っていた。起きても両目の焦点が合いにくい。暫くすると状況が分かって来た。「昨夜は中華居酒屋で寝こんじまったんだ…」油っぽい料理の食べ過ぎで、額にニキビが出来まくってる。「とりあえず、歯を磨くか…」「磨きにくいんだよなぁ、矯正でもするか…」
2)仕事に行く
いつもと変わらない今日が来て、いつもと変わらない仕事に行く。俺はねぐらから這い出し、職場に向かう。通学途中の小学生の声は、寝不足の俺の癇に障る。安全委員さえいなければBB弾で打ってやるところだが、重大な仕事は放棄できない。24時間自宅を警備すること、それが引きこもりニートの俺の使命♪
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3)昼ご飯を食べる
齢(よわい)22で難民になった。
「何が『アフリカに食糧を送ろう』だ!」
「鶯谷じゃ、豚汁が出たってよ!」
ボロを着た人達がざわつく。故郷の村なら柿でも盗めるが、オフィス街では為す術がない。俺は意を決して列に並んだ。
「あー、やだ。ランチ難民で毎日、『富士そば』…」
4)会議に出席する
毎日、性懲りもなく会議が続く。せめてもの救いは出席者が全員女性であること。私の正面にいる美咲は英文科卒、右隣の彩花は数学科卒。今日のアジェンダは情報通の麻衣が持ち込んだもの。それにしても誰? 立って会議をすれば短時間で終わるなんて言ったの。ママ友たちの井戸端会議はまだまだ続く♪
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5)帰宅する
仕事を終え、部屋に帰るともぬけの殻だった。
「そうか、出てったんだ…」
すれ違いの生活だった。昼間は俺が働き、夕方になると彼女は夜陰に紛れて歌う。それが運命とは言え、決して広くないアパートでひとり過ごすのは寂しかった。セミとコオロギの同居なんてそんなもんw
6)シャワーを浴びる
「先にシャワー、浴びて来いよ。」
えなり君が絶対に言わなさそうな台詞。
「俺って、ひと皮、ムケただろ?」
そんな下ネタジョークも言わなさそう。
「俺の周り、薄っぺらなやつばっか。」
えなり君は先輩批判をしない。あれっ? えなり君だと思ったらジャガイモだった。そんなポテチ工場のライン風景w
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7)晩ご飯を食べる
今夜は外国人彼女に手料理を振る舞う日。
ピンポーン♪
「ウェルカム!お好み焼きだよ。」
「ぎゃ!大量の虫がダンスしてる!」
「これは鰹節と言って、魚で」
「魚!悪名高い『踊り喰い』ね!何て野蛮な人!」
バッチーン♪
今夜は外国人元カノにビンタを振る舞われた日。
8)就寝する
女はベッドの上で恥ずかしがる素振りも見せず、胸元をさらけ出した。俺は本能の命じるまま乳房に顔をうずめ、乳首を口に含んだ。やがて快楽の白いつぶてが送りこまれたのを感じると、俺は少しの倦怠感とともに満足の中で果てた。
(ママ、おっぱい、ありがとう。おやすみー♪)
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私の文章修業、いかがだろうか?
拙ブログではさまざまなテーマの記事のうち、「情報・雑学」の記事の数が64、「時事・政治」の記事が47、「社会・文化」が30に対して、「小説」の記事の数はたったの11である。私が「小説」を書くと、登場人物のキャラが立たない。物語の舞台に情感が湧かない。つまりは抒情的でない。そんな反省の下に「小説」の練習をしてみた。
私の文章修行の方法は敬愛する萌葱さんに倣って、
「出された『お題』を装飾して文章を完成させる」
というもの。ただしここでは、
「一つの『お題』に対して一つの短編を作り上げる」
ことにする。
お題は以下の通り。
1)朝起きて歯を磨く
2)仕事に行く
3)昼ご飯を食べる
4)会議に出席する
5)帰宅する
6)シャワーを浴びる
7)晩ご飯を食べる
8)就寝する
また、文章の長さはツイッターと同じ140字以内とする。結果として、8篇のショートショートが出来上がるという算段である。ただし、それぞれのショートショートは関連性がなく、独立したもので良いことにする。
では行きますっ!
1)朝起きて歯を磨く
昨日の酒が残っていた。起きても両目の焦点が合いにくい。暫くすると状況が分かって来た。「昨夜は中華居酒屋で寝こんじまったんだ…」油っぽい料理の食べ過ぎで、額にニキビが出来まくってる。「とりあえず、歯を磨くか…」「磨きにくいんだよなぁ、矯正でもするか…」
2)仕事に行く
いつもと変わらない今日が来て、いつもと変わらない仕事に行く。俺はねぐらから這い出し、職場に向かう。通学途中の小学生の声は、寝不足の俺の癇に障る。安全委員さえいなければBB弾で打ってやるところだが、重大な仕事は放棄できない。24時間自宅を警備すること、それが引きこもりニートの俺の使命♪

3)昼ご飯を食べる
齢(よわい)22で難民になった。
「何が『アフリカに食糧を送ろう』だ!」
「鶯谷じゃ、豚汁が出たってよ!」
ボロを着た人達がざわつく。故郷の村なら柿でも盗めるが、オフィス街では為す術がない。俺は意を決して列に並んだ。
「あー、やだ。ランチ難民で毎日、『富士そば』…」
4)会議に出席する
毎日、性懲りもなく会議が続く。せめてもの救いは出席者が全員女性であること。私の正面にいる美咲は英文科卒、右隣の彩花は数学科卒。今日のアジェンダは情報通の麻衣が持ち込んだもの。それにしても誰? 立って会議をすれば短時間で終わるなんて言ったの。ママ友たちの井戸端会議はまだまだ続く♪

5)帰宅する
仕事を終え、部屋に帰るともぬけの殻だった。
「そうか、出てったんだ…」
すれ違いの生活だった。昼間は俺が働き、夕方になると彼女は夜陰に紛れて歌う。それが運命とは言え、決して広くないアパートでひとり過ごすのは寂しかった。セミとコオロギの同居なんてそんなもんw
6)シャワーを浴びる
「先にシャワー、浴びて来いよ。」
えなり君が絶対に言わなさそうな台詞。
「俺って、ひと皮、ムケただろ?」
そんな下ネタジョークも言わなさそう。
「俺の周り、薄っぺらなやつばっか。」
えなり君は先輩批判をしない。あれっ? えなり君だと思ったらジャガイモだった。そんなポテチ工場のライン風景w

7)晩ご飯を食べる
今夜は外国人彼女に手料理を振る舞う日。
ピンポーン♪
「ウェルカム!お好み焼きだよ。」
「ぎゃ!大量の虫がダンスしてる!」
「これは鰹節と言って、魚で」
「魚!悪名高い『踊り喰い』ね!何て野蛮な人!」
バッチーン♪
今夜は外国人元カノにビンタを振る舞われた日。
8)就寝する
女はベッドの上で恥ずかしがる素振りも見せず、胸元をさらけ出した。俺は本能の命じるまま乳房に顔をうずめ、乳首を口に含んだ。やがて快楽の白いつぶてが送りこまれたのを感じると、俺は少しの倦怠感とともに満足の中で果てた。
(ママ、おっぱい、ありがとう。おやすみー♪)

私の文章修業、いかがだろうか?